就労移行支援

就労移行支援事業所を辞めたいと思う方へ。退所手続きとその後の生活

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「就労移行事業所が合わなくて辞めたい」
「辞めたいと職員に行ったのに辞めさせてもらえない」
「もし辞めたらその後どうすればよいの?」

こんな悩みありませんか?

就労移行支援事業所が合わなくて辞めたいと考える障がい者の方は、決して少なくありません。

レベルが低く通う意味を感じられない、スタッフが嫌い、コミュニケーションが苦手でつらい・・・

不満を抱えながら通う意味はあるのか、考えても明確な答えを導き出せないからこそ感情の判断に頼って退所手続きを進めてしまう方もいます。

ここでは就労移行支援事業所を辞めたい方のために、思考の判断材料となる視点をご紹介します。

是非最後までご一読ください。

就労移行支援事業所を辞めたい!

もう辞めたい、退所したい

就労移行支援事業所は福祉サービスの1つであり、雇用契約を結んでいる訳ではないため本人の希望があれば退所することが可能です。

ですが、ある意味国の助成を受けて就職活動のための訓練をしているため、本当に就職が決まる前に退所してよいのか、今一度考えてみましょう。

授業のレベルが低い、思ったようなサポートが受けられない、職員と折り合いが悪いなど、通所によってストレスが生じている現実があるかもしれませんが、実習の斡旋など、事業所に通所するメリットも勿論あります。

一時的な感情で退所してしまうのは本当に自分の人生にとって良いことなのか、悩むべき問題です。

就労移行支援事業所を辞める手続き

就労移行支援事業所を辞めるためには、基本的に事業所職員に意向を申し出れば手続きが開始されます。

その際、契約をしている相談支援事業所の職員とも面談が必要で、書類のためのサインや印鑑が必要になります。

退所手続きの書類は事業所や相談支援事業所から行政に提出され、退所完了となります。

途中経過では、事業所職員だけの会議が開かれたり、場合によっては主治医の意見聴取なども行われます。

合わないと思う理由や自分には必要ないと思う理由をなるべく大人な態度で穏便に伝えることが成功の秘訣です。

辞めさせてもらえない時の対処法

悪質な事業所だと、算定報酬を目当てに退所を引き留めたり、退所の代わりに医療保護入院を進めたりします。

障がい者の証言能力は信頼されない場合が多く、泣き寝入りしている方も多くいることでしょう。

退所の問題で自分が何か被害を受けた時には、自治体の障害福祉課に電話かメールで相談をするのをお勧めします。

就労移行事業所を辞めた障害者の日中活動の場所

車椅子を漕ぐ男性

就労移行支援事業所を辞めると、日中活動をする場所が無くなります。

すぐに自力で就職活動が始められるほど元気な方には、その他の福祉サービスは必要ありません。

一方、休む期間が欲しい、ゆっくりしたいという方にとっては少しずつ回復できるよう、日中活動の場所を提供してくれる福祉サービスの利用をオススメします。

以下で、障がい者の方が利用可能な場所を挙げてみました。

  • 地域活動支援センター
  • ショートステイ
  • A型事業所
  • B型事業所

順番に紹介していきます。

地域活動支援センター

地域活動支援センターはⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型の三種類に分類され、入浴介助などの介護サービスの他に手芸、料理、習字、お絵かき、内職、軽作業などの活動を提供する、障がい者の方のための施設です。

施設の所在する地域に住んでいることが利用条件となり、障害者手帳をお持ちでない方も、自立支援医療受給者証を持っていれば通えることも。

型によって利用対象となる障害が異なり、精神障害や身体障害などによって通うべき所が変わります。

ショートステイ

ショートステイは在宅介護中の方が利用するイメージが強いですが、自立支援医療受給者証をお持ちの障がい者の方でも利用することが可能です。

ただ何か施設側からのアプローチで活動をしたりする訳ではないので、ぼんやり座っていたりしないといけません。

また周りの利用者さんは要介護の方ばかりなので話し相手ができる訳でもありません。

ただ制度上は利用可能ということになっているので、読書が許されるような施設が見つかれば検討してみてもいいかもしれません。

就労継続支援A型事業所

A型作業所では、利用者と事業所が雇用契約を結び、一定の配慮を受けながらお仕事をする場所です。

内職や軽作業が一般的ですが、最近では事務やWebデザインができる事業所も増えています。

就労移行支援事業所に毎日通所できていた方であれば、退所後の進路として考えてもいいかもしれません。

ハローワークを通して求人応募するのが一般的なので、就労移行に所属している間にA型事業所への就職という形で卒業するのがベストです。

就労継続支援B型事業所

B型作業所はA型と比較すると福祉サービスとしての特性が強く、簡単な手作業を短時間、雇用契約を結ばずに行います。

雇用契約を結んでいないということは、毎日出勤する義務がない他に、工賃が最低賃金以下になります。

体調が芳しくない方の訓練場所としては最適で、様子を見ながら通所できます。自分の状態に応じてA型事業所にステップアップしていくことも可能です。

就労移行支援事業所の人間関係がうまくいかない

落ち込む女性

就労移行支援事業所で上手く行かない理由の一つに人間関係があります。

円滑な人間関係が築けない理由には例えば以下のようなものがあります。

  • 職員や他の利用者さんの言ったことが理解できない
  • 相手に上手く伝えることができない
  • 好ましくない言語表現をし、相手に不快な思いをさせていしまう
  • 曖昧な言動は理解できない
  • 自分勝手な行動をしてしまって、周りから嫌がられる
  • 相手の気持ちを無視して自分の好きなことばかり話し続ける
  • 感情的になりやすく、かんしゃくを起こす
  • 場の空気が読めない人たちが多いため、人間関係に支障を来してしまう

参照:発達障害者の就労上の困難性と具体的対策

訓練の必要性

上記のような問題を抱えながら、障がい者の肩書を持ち、一人で就職活動を行うことは非常に難易度が高いです。

企業選考で最も重視されるのは社内の人と円滑な人間関係が築けそうかどうかなので、コミュニケーション能力の貧弱さはある意味致命的とも言えます。

そういった困難を克服する訓練をする場所が就労移行支援事業所なので、嫌々ながらも通所を頑張るという選択肢もしっかり考えてみましょう。

朝礼、グループワークなど、他の利用者さんと接する機会が多い事業所であれば、コミュニケーションの試行錯誤、トライ&エラーができます。

今この人はどんな気持ちなのかな、今どういう反応をすることを求められているかななど、考えながら負荷の少ないカリキュラムに取り組むことで、大きな成長が叶います。

まとめ|就労移行事業所を辞めたい

以上が就労移行支援事業所を辞めたい方が退所手続きを開始するまでに役立つ知識でした。

  • 就労移行支援事業所を辞め方は、事業所職員に申し出ること
  • 辞めさせてもらえない場合は、自治体の障害福祉課に連絡
  • やめた後の活動の場には「A型事業所」「B型事業所」「地域活動支援センター」「ショートステイ」などがある

就労移行支援事業所は制度が整備されてから各自治体で乱立されている現状があり、特色や欠点も様々です。

個々人の事例に合わせて適切な判断がなされることが一番で、あくまで当記事の内容は一つの意見です。

少しでも参考になれば幸いです。

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