ひきこもり・ニート

アルバイトへの応募が怖い引きこもり・ニート向け!一歩踏み出す方法を解説

この記事にたどり着いたあなたは、引きこもり・ニートからの社会復帰の第一歩として「アルバイトを始めたい」と考えていませんか?ですが、引きこもり・ニートからいきなりアルバイトを始めるのは怖いと感じることがありますよね。

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「引きこもり・ニートからではアルバイトに受からないのでは?」

「仕事の経験が少ないから、アルバイトは務まらないと思う……」

あなたはこのような悩みをお持ちではないでしょうか?

  • 引きこもり・ニートがアルバイトを怖いと思う理由とその解決方法
  • 引きこもり・ニート向けの社会復帰支援が受けられる機関
  • 引きこもり・ニートも利用できる場合がある就労継続支援A型とは?
  • 引きこもり・ニート向けの「単発バイト」「在宅ワーク」の探し方

について解説します。

私は、今の仕事に出会うまで2年以上の引きこもり・ニート生活を続けており、アルバイトから始めて社会復帰を目指した経験があります。今回の記事を読んで、「アルバイトが怖い」という悩みを解決して引きこもり・ニートから社会復帰への一歩を踏み出す方法について、一緒に考えていきましょう。

引きこもりのニートがアルバイトが怖い理由と解決方法3選

引きこもり・ニートが長引いてしまうと、自己肯定感が低下してしまうのは避けられません。引きこもり・ニートに対する世間の風当たりは強く、「怠けているだけ」「いつまでも親に迷惑をかけるな」といった声が多く上がります。

そのような状況では、周りの人と比較してしまい「働いていない自分はダメな人間だ」とふさぎ込んでしまうのは当然のことです。メンタルの落ち込みは、不安や恐怖心を生むきっかけにもなります。

まずは、あなたがアルバイトを怖いと感じる理由について整理して、解決方法を考えることが大切です。

引きこもり・ニートを続けることで起きてしまう生活習慣の乱れや体力の低下の問題を解決することも、アルバイトを始める上で大切です。過去に投稿しているこちらの記事も一読いただければ幸いです。

人間関係が怖い

人間関係やコミュニケーションに苦手意識を持っている引きこもり・ニートの方は少なくありません。過去にいじめ・パワハラなどを受けた経験や人間関係の失敗がきっかけで引きこもり・ニートになった場合、職場での人間関係に大きな不安を抱えてしまいます。職場に怖い上司や苦手な先輩がいるだけでも大きなストレスを感じる原因になるでしょう。

また、アルバイトの場合は主婦や学生など幅広い世代の方が同僚となることがあります。世代間による価値観のギャップや共通の話題がないなどの理由で人間関係の構築が難しいと感じてしまう場合もあります。

人間関係が怖い時の解決方法

コンビニやショップ店員などのアルバイトを検討している場合は、応募する前に実際にその店舗を利用してどのような人が働いているのかを確認するのがオススメです。話しやすそうなスタッフがいるという理由も、立派な志望動機の1つです。

また、一通り業務を覚えてしまえば自主的に働くことができるようになるため、研修が終われば人間関係がそこまで問題とならないアルバイトも多いことは覚えておきましょう。清掃や検品作業のように報告・連絡・相談さえできれば、それ以外のコミュニケーション能力が求められにくい業種からアルバイトを探すことも1つの解決方法となります。

面接が苦手

「引きこもり・ニートが面接に行くと怒られるのでは?」
「人と話すことや自分をアピールすることが苦手で面接が怖い」

面接に対する苦手意識は恐怖心を生むきっかけとなり、引きこもり・ニートの方の社会復帰を社会復帰から遠ざけてしまう原因となります。アルバイトの面接に受からなければ「自分は誰にも必要とされていない」と、さらに大きなトラウマとなる可能性もあるでしょう。

面接に対する過度な先入観や失敗してはいけないという意識を持ちすぎることが、面接に対する苦手意識に繋がると考えられます。

面接が苦手な時の解決方法

面接に対する苦手意識や怖さを克服するためには、事前に予想できる質問に対して回答を用意して、シミュレーションを行うことが大切です。アルバイトの面接で聞かれる質問は、主に以下の通りです。

  • 引きこもり・ニートの期間は何をしていたか?
  • 志望動機・自己PR
  • あなたの長所・短所
  • 勤務開始日やシフトの希望

また、髪を整えて清潔感のある服装を心がけ、挨拶を忘れずにマナー良く、という基本が問題なくできていれば採用される可能性は高くなります。真面目に働きたいことをアピールして、相手に失礼がないように心がければ面接で怒られることにはならないでしょう。

面接に対する準備をしっかり行い、引きこもり・ニートであることを気にしすぎず面接に臨むことが大切です。

引きこもり・ニートに向けた面接対策の記事はこちらです。

ニートでも面接は怖くない!空白期間に対する答え方を解説

業務を覚えられないかもしれない、職場で怒られるのが怖い

アルバイトといえどもお金を貰う以上は責任が伴うため、誰からも怒られない環境で仕事をするというのは非常に難しいことです。働いている人の中で一度も怒られたことがないという人は、おそらく1人もいないはずです。もちろん、あなたの上司や先輩となる人も例外ではありません。

職場では、新人が仕事を1人でこなせるようになるまで他の従業員がフォローをするのが一般的です。しかし、それに甘えすぎてしまうと怒られる原因になります。

働くことにブランクがある引きこもり・ニートほど、「仕事ができなくて怒られてしまう自分の姿」を想像してしまい、アルバイトを始めることに不安を抱えやすくなります。

業務を覚えられず、職場で怒られるのが怖い時の解決方法

教わったことを忘れてしまうというのは誰でも経験することです。そのため、仕事中はメモ帳とペンを携帯して仕事の手順や改善点を指導された場合はしっかりとメモを取るように心がけましょう。後から見返せるようにメモを取ることで、仕事を効率よく覚えられますし、ミスを減らすことにも繋がります。

万が一ミスをしてしまった場合は隠さずに報告・連絡・相談を行い、同じことを繰り返さないように防止策を考えることも大切です。

何よりも仕事に真面目に取り組む姿勢、職場でいち早く戦力になれるよう努力する姿を見せることで、周囲はあなたを認めてくれます。

引きこもりのニートがアルバイトに向けて一歩踏み出すための支援

現在引きこもり・ニートの方にとって、「アルバイトを始めたい」と思ったからといって明日から前向きに活動を始められるわけではありませんよね。そのような時は、いきなりアルバイトに応募するのではなくハードルを下げて「一歩外に出てみる」ということから始めてみてはいかがでしょうか?

令和の時代に入り、引きこもり・ニートは社会問題として認識されるようになりました。そのため、公的な機関には引きこもり・ニートの脱出や社会復帰に向けて支援してくれる場所があります。

以下では、引きこもり・ニートのあなたをサポートしてくれる人と出会える場所を紹介していきます。

地域若者サポートステーション(サポステ)

「サポステ」という通称で親しまれている「地域若者サポートステーション」は、15歳~49歳で現在仕事をしていない方のサポートを専門としている相談窓口です。働くことに対するあらゆる悩みの相談を受け付けており、引きこもり・ニートの方の社会復帰の支援実績もあります。

厚生労働省によって運営されており無料で利用できるため、安心して気軽に足を運ぶことができる場所です。

サポステでは、「GATB」という職業適性検査を受けることができます。GATBには計算・言語・図形問題などが出題される筆記検査と、器具を用いて繰り返しの単純作業を行い手先の器用さや作業効率を測る検査が実施されます。GATBの結果ではあなたの能力を生かして働ける業種が分かり、その結果を踏まえてスタッフへの職業相談が可能になるため、自分に合った仕事が分からない引きこもり・ニートの方にはオススメです。

サポステが展開しているその他の支援には、コミュニケーション講座やパソコン講座などのセミナーの開催、業界に対する理解を深めるための職業体験などが開催されています。

サポステは、自信を持って就職活動をするための準備をする場所というコンセプトになっているため、求人の斡旋・紹介は行っていない点に注意が必要です。以下で紹介するジョブカフェとの併用を検討するのがよいでしょう。

サポステ[地域若者サポートステーション]

ジョブカフェ

ジョブカフェは主に15歳~34歳の若者を対象として、就職に関するあらゆる相談支援を行っている機関です。サポステと同様に厚生労働省によって運営されており、引きこもり・ニートの方の社会復帰の支援実績もあります。

ジョブカフェはハローワークと求人を共有しているため、全国の求人を数多く取り扱っています。ジョブカフェとはその名の通り、カフェに立ち寄る感覚で利用できる就職支援機関となっているため、ハローワークに行くのが不安という引きこもり・ニートの方がアルバイトを探すには最適の場所です。仕事の相談をしやすい雰囲気作りを大切にしているため、ハローワークのように「引きこもり・ニートが利用したら怒られた」という声はほとんど聞きません。

ジョブカフェでは、利用者1人ひとりに専任の相談員が配属されます。ハローワークでは毎回担当職員が変わるため、同じ話の繰り返しで相談しても先に進まない、ということがあります。一方のジョブカフェでは、専任の相談員を相手に1時間程度の枠を設けて、あなたの適職探しや履歴書作成のアドバイス、面接練習などを受けることができます。

アルバイトとして勤務した後に正社員を目指したいと思った時などにも支援を受けることができるため、社会復帰に不安を抱える引きこもり・ニートの方にオススメの場所です。

ジョブカフェにおける支援|厚生労働省

引きこもり・ニートの原因は障がい?就労継続支援A型という選択肢

A型事業所、B型事業所

「就労継続支援A型」とは、障がいを抱えた方が雇用契約を結んで働くことができる福祉サービスです。雇用契約を結ぶため最低賃金が保証されており、労働時間は1日4~6時間程度で週5勤務となることが多く、月の平均給与額は約8万円となります。就労継続支援A型を利用することで、障がいの特性や対人関係・コミュニケーションが苦手などの部分に理解ある職場で働くことができるのです。

就労継続支援A型を営む事業所は全国に4000件以上あり、その中には引きこもりの方の就労を支援している場所もあります。

障がいを抱えた方が対象となるなら、「自分は利用できないのでは?」と考える引きこもり・ニートの方もいらっしゃいますよね。

しかし、引きこもり・ニートを引き起こす原因に、精神疾患や発達障害が隠れているケースは珍しくありません。「外出するのが怖い」「対人関係が怖い」「働くモチベーションが湧いてこない」などの状況が続いている場合、多くの医師は何らかの病名が付くだろうと考えているのです。

そのため、引きこもり外来を設置している精神科・心療内科が全国にあります。

障がいの診断を受ける他にも、「就労には一定の支援が必要な状態」という主治医の診断書・意見書を貰うことで就労継続支援A型を利用できる場合もあります。働くことに不安を抱えている引きこもり・ニートの方は、病院を受診とあわせて就労継続支援A型を利用して、社会復帰を目指せる可能性があることは覚えておくとよいでしょう。

以下の記事も参考にしてみてください。

仕事ができない原因は発達障害かもしれない|対策・支援制度を解説
大人の発達障害、診断は受けるべき?デメリットとメリットを解説

引きこもり・ニート向け、オススメのバイトアプリ

スマホ画面

就労経験の少ない引きこもり・ニートの方にとって、いきなり「週〇回出勤のアルバイト」という形で働くのはハードルが高いと感じることもありますよね。そのような時は、あなたが働きたい日を自由に選べる「単発バイト」や、自宅にいながら自分のペースで働きやすい「在宅ワーク」から始めることも視野に入れるとよいでしょう。

以下では、引きこもり・ニートの方に向けたオススメの単発バイト・在宅ワークに強いバイトアプリを紹介します。

タイミー(単発バイトアプリ)

単発バイトアプリの中でもトップの求人数と利用者を抱えているのが「タイミー」というバイトアプリです。タイミーの魅力は、面接なし・履歴書不要で好きな時に働くことができるという点にあります。

タイミーが扱うアルバイトの種類は以下のようなものがあります。

  • 軽作業(倉庫内での梱包や仕分け作業)
  • イベント会場の設営、イベントスタッフ
  • フードデリバリーを中心とした配達、運転業務
  • スーパーマーケットやコンビニなどの店員
  • パソコンを使った集計や入力などのオフィスワーク業務

働き手側にはアプリの利用料金が発生しません。タイミーを利用したことが脱引きこもり・ニートに繋がったという声もあるため、あなたも気軽に始めてみてはいかがでしょうか?

【タイミー】スキマ時間にすぐ働ける!600万人が利用している単発バイトアプリ

ニフティアルバイト(在宅ワークに強いバイトアプリ)

「ニフティアルバイト」は在宅ワーク・内職の求人を豊富に扱っているバイトアプリです。掛け持ちOK、即日勤務可など様々な条件から求人を探すことができます。

ニフティアルバイトが扱うアルバイトの種類は以下のようなものがあります。

  • IT系、プログラミング
  • WEBライター、文章の添削
  • ストリーマー系、ライブ配信
  • アンケートモニター
  • 電話対応スタッフ

在宅ワークは自宅から出ることなく完結する業務が多く、チャットやメールでの報告・連絡・相談ができればそれ以外のコミュニケーションが発生しにくいメリットがあります。一方で、仕事によっては最初からスキルが求められたり、パソコンやネット環境以外にも設備が必要となる場合がある点には注意が必要です。

在宅ワーク・内職のバイト・アルバイト募集情報 | バイト探しをもっと簡単にニフティアルバイト

まとめ

  • 引きこもり・ニートの方は「人間関係」「面接が苦手」「仕事が務まるか不安」という点からアルバイトが怖いと感じやすい
  • 引きこもり・ニートの方でも面接対策を入念に行い、業務に真面目に取り組む姿勢を忘れなければ問題なく働くことができる
  • ハローワークに行くのが怖いと感じている場合、引きこもり・ニートの就職支援実績がある「サポステ」や「ジョブカフェ」に相談するのがオススメ
  • 引きこもり外来がある精神科、心療内科も頼れる相談先となっており、医療機関の受診をすることで「就労継続支援A型」で働くことも可能になる
  • 単発バイトや在宅ワークの求人に強い「タイミー」「ニフティアルバイト」などのアプリでアルバイトを探してみるものオススメ

引きこもり・ニートからの社会復帰としてアルバイトから始めるのは非常に有効な手段となります。昨今では、アルバイトにも多種多様な業種があり、働き方の選択肢も増えているため、あなたにあった働き方に出会える可能性が高くなっています。

あなたがあなたらしく働ける仕事と出会えることを祈りつつ、この記事の最後とさせていただきます。

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