就労移行支援

ひきこもりの原因は障害?就労移行支援を活用して社会復帰を目指そう

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「ひきこもっていたので就職をしたことがない」

「社会復帰したいけどどうすればいいのかわからない」

ひきこもっているご本人やその家族の方で、今後社会復帰も検討していきたいという方は多くみえると思います。

何らかの障害が原因でひきこもりになっている場合は、就労移行支援が利用できます。

「えっ、障害なんて関係あるの?」と思われた方もいるかもしれません。

実は、ひきこもりは障害が原因になることも多いのです。

  • ひきこもりやニートと障害の関係
  • 就労移行支援とは
  • 引きこもりが就労移行支援を利用するメリット

について紹介しています。

現在ひきこもっているけれど社会復帰を目指していきたい方や、そのご家族の方は是非読んでみてください。

ひきこもりとニートの原因は障害かもしれない

引きこもりの背景には様々な要因があります。

ここでは障害と、ひきこもり、ニートの関係を紹介していきます。

ひきこもり

ひきこもりとは、

「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」

のことを指します。

ひきこもりは原則として、統合失調症の陽性あるいは陰性状態に基づくひきこもり状態とは一線を画した非精神病性の現象とします。

しかし、実際には確定診断がなされる前の統合失調症が含まれている可能性はあります。

ひきこもりは統合失調症という精神障害によってもたらされる場合もあるのです。

参照:厚生労働省|ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン

ニート

「ニート」とは、「Not in Education,Employment or Training」の頭文字(NEET)からくる英語での造語。

直訳すると「就業、就学、職業訓練のいずれもしていない人」になります。

日本においての定義は

「高校や大学に進学しておらず、独身であり、ふだん収入になる仕事をしていない15歳以上35歳未満の個人(予備校や専門学校などに通学しているものも除く)」

です。

ニート状態の人の中にもひきこもり問題を抱え、専門的な支援を必要としている人が少なからず含まれています。

参照:厚生労働省|ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン

ひきこもりと精神障害

精神保健福祉センターのひきこもり相談における研究では、当事者との面談ができた事例の大半に精神障害の診断が可能であることが示されました。

ひきこもりと関連の深い精神障害の主なものとしては、

  • 広汎性発達障害
  • 強迫性障害を含む不安障害
  • 身体表現性障害
  • 適応障害
  • パーソナリティ障害
  • 統合失調症

などをあげることができます。

ひきこもりと発達障害

ひきこもりと発達障害の関与はけっして稀ではないことから、現在特に注目されています。

急性期精神科医療の現場で、30歳以下の初診患者のうち、22%がひきこもりを呈しており、

その診断は、統合失調症、神経症性障害、広汎性発達障害を中心とする発達障害がほぼ同数だったという報告もあります。

また、精神保健福祉センターでのひきこもり相談来談者の調査からも全体の30%ほどに発達障害の診断がついたという報告もあります。

このような数字から、ひきこもりと発達障害には関連性が見られます。

ひきこもりと就労移行支援

ひきこもりの原因が、障害によるものの場合、就労移行支援を利用することが可能です。

長期間ひきこもっていて社会復帰に不安を感じていても、サポートが充実しているので安心してください。

就労移行支援とは

就労移行支援とは、障害のある方が一般企業への就職を目指して、就職に必要な知識やスキルを身につけるためのサポートを行うものです。

この3つに当てはまっていることが利用できる条件です。

  1. 一般企業への就職を希望する方
  2. 障がい、難病の診断を受けている方
  3. 年齢が65歳未満の方

障害者手帳がなくても医師や自治体の判断などにより就職に困難が認められる方も利用することができます。

就労移行支援の詳しい利用条件は下記記事を参考にしてください。

引きこもりが就労移行支援を利用するメリット

引きこもり状態の方が就労移行支援を利用することは次のメリットがあります。

  • 生活リズムが確立できる
  • 職業訓練を受けられる
  • 就職活動のサポートが受けららる
  • 入社後もフォロー

順番に詳しく説明しています。

生活リズムが確立できる

「朝早く起きられない」

「いきなり平日ずっとは通えないかも・・」

ひきこもりの方でこのような心配をしている方もいるでしょう。

就労移行支援は、週1日、短時間の通所から始められるところも多いです。

まずは、生活リズムを整えることを目標にして通所しましょう。

通所に慣れてきたら、週5日通えるようになるでしょう。毎週5日通うことができるようになると、毎日通ったという事が自信にもなります。

また、空いている時間に体力づくりを行うことで、より効率的に進めることができます。
以下の記事でも詳しく解説しておりますので、あわせて読むことをお勧めします。

職業訓練を受けられる

「仕事の経験がなくて不安・・」

そんなひきこもりの方もいるかもしれませんね。

就労移行支援では、社会で必要なマナーから一般常識、役立つスキルまで丁寧に教えてくれます。

また、様々な職業訓練を行うことも可能。職業訓練を通じて、自分の長所を見つけたり、自信を取り戻したり、コミュニケーションが取れるようになったりします。

さらに、インターンや実習を通じて実際に会社の職場で働くことが可能です。

実際に働くことでどんな職種や働き方が向いているかがわかります。

ひきこもりの方で仕事の経験がなくても、しっかりと訓練をさせてもらえるので、社会に出る準備を十分に行うことができます。

就職活動をサポートしてくれる

仕事未経験者だと内定がもらえるのか不安に感じるひきこもりの方もいるでしょう。

長期間仕事をしていないと不安も大きいですよね。

就労移行支援では、履歴書や面接から徹底して対策を行い、自信をもって臨めるようにサポートしてくれます。

ひきこもりから就職をして社会で活躍するケースはたくさん存在しているので、安心してください。

また、企業側が承諾すれば、就労移行支援事業所のスタッフが面接に同行し、通所の状況や訓練の態度などを企業側に伝え、雇用側の不安解消にも一役買ってくれます。

入社後にもフォローがある

ひきこもりの人はコミュニケーションを苦手とする場合も多いです。

もし、就職することが叶っても、その後の人間関係で苦労しないか心配ですよね。

コミュニケーションについては、就労移行支援では訓練でコミュニケーション講座を開講していることが多いです。

受講することで、入社までにスキルを習得することが可能でしょう。

また、就労移行支援では職業定着支援として、会社に就職した後も引き続き、仕事を続けることができるようにサポートしていきます。

定期的に面談の機会を設けるので、仕事のことや人間関係のことなどなんでも相談をすることができます。

ときには、会社側と相談して問題を解決してくれます。

まとめ|ひきこもり・ニートと就労移行支援

いかがだったでしょうか。

ひきこもりやニートと障害についてから、就労移行支援について紹介しました。

  • ひきこもりは障害が原因になっているケースが多い
  • 障害が原因のひきこもりの人は、就労移行支援を活用できる
  • 就労移行支援では、生活リズムの改善、仕事訓練、就活対策、定着支援などを行ってもらえる

ひきこもりの方で障害が原因の方は就労移行支援を利用することができました。

もし今ひきこもっている方で、思い当たることがある場合は医療機関を受診してみましょう。

何らかの障害であると診断されるかもしれません。

障害があると診断されて、社会復帰したいと思ったならば就労移行支援を活用することを考えてください。

一度、就労移行支援事業所へ無料で相談してみたい、事業所の雰囲気を確認するために見学をしてみたいという方には、

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